ジョージ・アダムスキー「テレパシー」第1部 3章 段落088 [2009-08-17]

088 Thinking deeply about all this, I asked myself, "Suppose I had sight so great that I could see television pictures without the aid of a television set. Suppose my hearing was so keen I could hear the beautiful music traveling through space from station to station without using a mechanical device. Would not my sight and hearing be developed into the fourth dimension?" I then turned my attention to the senses of taste and smell. Suppose I were able to taste the apple before it matured; or detect the fragrance of the flower before it blossomed; would I not have the senses of a superhuman.

088 これら全てのことを深く考えた後、私は以下の事柄を自分に問いかけました。「テレビの助けを借りずにテレビ映像を見ることが出来る程の大いなる視覚を持っていたとしたら。」「私の聴覚があまりに鋭敏なので機械装置を用いることなく放送局から放送局の間の空間を伝わる美しい音楽を聞くことが出来たとしたら。私の視覚や聴覚は四次元の中にまで発達出来ないであろうか?」次いで、私は自分の注意を味覚と嗅覚に転じました。私がりんごが未だ熟する前にそのリンゴの味を味わうことが出来たとしたら、或いは花が咲く前にその花の香りを嗅ぐことが出来たとしたら、私は超人の感覚を持つことになりはしないかと。





【解説】

本項では正しい訓練を受けた感覚が将来、どのような感受機能を持つかを例示しています。よく言われる例はオーラを見ることが出来る人は目で見える光の波長範囲が広いとされています。本項に書かれている具体的な事柄についての原理等は不明です。しかし、各感覚器官が現象のみでなく背後に息づく宇宙の創造力を知覚できるようになると、宇宙を流れる映像信号や音声出力の波動を認識できるようになるものと思われます。丁度、パソコンで様々な形式の映像、音声ファイルが再現出来るのと同様です。

また、合せて未来予測も可能だとしています。花のつぼみの段階でこの花がどのように咲き、香りをもたらすかが分ってしまうとしています。これについては植物育種家のルーサー・バーバンクの逸話を思い出します。バーバンクは試験農場を見回りながら、いとも簡単に将来優れた品種になるものを選り分けていたとされています。彼にはそれらが将来どのように成長するかが分っていた訳です。

私達も各々自らの感覚を調和させ、あらゆるものの背後にある真の生命力に感謝し、与えられる印象を大切にする等、訓練を続けることで、最後はこれらが可能になるまで進化するものと思われます。


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