ジョージ・アダムスキー「テレパシー」第1部 3章 段落085 [2009-08-12]

085 Thus, if we're to become a peaceful unit within ourselves, we must constantly guard against these wayward senses, and subdue their criticism and prejudices; for these are the greatest causes of divisions in the family of human relations. Our personal judgments divide brother against brother - nation against nation.

085 ですから、もし私達が私達自身の内側で平和的な単位となるのであれば、私達はこれらわがままな諸感覚に対して常に監視していなければなりませんし、それらの発する批判や偏見を抑制しなければなりません。何故なら、これらは人間社会に分断をもたらす最大の原因となるからです。私達の個人的な裁きは兄弟に対して兄弟を、国家に対して国家を分断させるからです。





【解説】

「心一つに」という表現がありますが、私達はこれら4つの心の分身を互いに協力、調和する体制を作り上げる必要があります。その為には、心が共に従うべき存在、意識あるいは創造主の意志を最重要視することが必要です。より大いなる者に対する受容的な姿勢を通じて、各々の未熟さを知る訳です。

しかし、単なる憧れだけでは具体的な進歩に到達しません。日々の努力、少しずつの行動の積み重ねで各自は様々な体験を経て進歩して行けるというものです。逆に少しばかりの能力が生まれながらにして備わっていたからと言って、精進がなければ退歩、脱落は必定です。

私達は当面、日常的な各自の感覚反応を監視して、行き過ぎないか、裁きはないかを見張っている必要があります。中にはその監視をくぐり抜けていつの間にか感情の波に自らが流されてしまっていたということもあるでしょう。少しずつ、自分の理解できる範囲で、毎日少しずつ歩む他はありません。


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