ジョージ・アダムスキー「テレパシー」第1部 3章 段落077 [2009-07-29]

077 As I studied carefully the actions of these four senses, I realized that each one stands alone, contradicting and fighting with the others. Since each sense has a will of its own, it can, and does oppose the other three; and in so doing, it opposes the Cosmic Will. This condition will continue in man until he becomes a unified being; understanding himself in all his component parts.

077 私がこれら四つの感覚の行動を注意深く調べた結果、私はそれらが各々孤立しており、互いに反論し、言い争っていることがよく分かりました。感覚は各々自分の意思を持っておりますので、それは他の三つに対して反論できますし、そうしているのです。また、そうすることで、宇宙の意志に対抗しているのです。この状態は人が自分を構成する様々な部分の全ての中において自分自身を理解する一体となった存在にならない限り、続くことになるでしょう。





【解説】

人が抱える問題が、その四つの感覚が互いに他を尊重せず、各々勝手に騒ぎ立て、裁きを行っていることにあると指摘したのは、アダムスキー氏が初めてです。私達は未だ、そのことの重要性について十分認識できてはいませんが、その真理は他惑星社会で実証、応用されたものを私達地球人に授けられたことを良く考える必要があります。つまりは、人間の問題は自身の中にあり、各自がそれと対峙すること以外に解決の道はないからです。

また、これまで私達は感覚反応に由来する感情に従って生きて来ましたので、問題の各感覚反応自体に気付きにくいことも事実です。自分が毎日、どのような想念を抱いているのかにも関心を持たなければ、自分自身の問題も見えて来ません。

様々な対象を親しく観察する中で、他の創造物と人間の違いや自然界における生命の発現に学ぶ所が多いものと思われます。四つの感覚をどのような方向性に束ねて行くのか、各自の工夫も求められている所です。


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