ジョージ・アダムスキー「テレパシー」第1部 3章 段落076 [2009-07-28]

076 Let me explain it in this way. The mind of the average human we encounter today expresses only the opinions gathered from the reactions of his four senses. Therefore, his so-called intelligence is hampered by his likes, dislikes, and autocratic judgment of all that he does not understand. He should not be condemned too harshly for this. It has been the accepted attitude for ages. We have allowed our four senses to be the domineering rulers, quarreling and dissenting amongst themselves; totally unaware of the Creative Force which brought them into being.

076 このように説明しましょう。今日私達が出会う平均的な人の心は只、その人の四つの感覚の反応から集められた意見だけを表現しているということです。その為、その人のいわゆる知性はその人の好き嫌いや、自分が理解しない物事すべての専制的な裁きによって妨げられています。しかし、人はこのことについてあまりに厳しく非難されるべきではありません。それが長年にわたって受け入れられて来た態度であるからです。私達は私達の四つの感覚が威張り散らす支配者達であることを許して来たのであり、それらは言い争い互いに異議を唱えながら、それらを産み落とした創造力に全く気付いていないからです。



【解説】

私達の問題は、「裁き」にあるように思います。通常、その裁きは対象物を見た瞬間、耳に音が入った瞬間に私達に対しての感情として現れます。これはいわば各自のエゴの好き嫌いからなのですが、その反応の湧き起るのは実に速いものです。これらは長年の習慣から、私達が各感覚の代弁者になって来たことが原因です。物事の本質を知ろうとする代わりに手っ取り早く外見的な判断で済ませて来たからに他なりません。

これでは表層の奥にある真理を悟ることは出来ません。それを改善する為には、この感覚反応にそのまま従うことなく、冷静に他の印象やより深く静かな波動に心を同調させる必要があります。本来、宇宙に流れている深遠な印象類に私達の関心を寄せることが必要です。空を行く雲や流れる水を見て、何を感じるのか、大自然の中に私達の求める生命力の現れを見るように心掛けることです。


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