ジョージ・アダムスキー「テレパシー」第1部 3章 段落066 [2009-07-13]

066 We can only know motion through the law of comparison, which is actually the law of contact, or the relationship between one phase of expression and another. When we touch an object with our fingers, we receive an impression of that object because of the pressure created through the contact of a lesser with a greater vibration. Likewise, we receive visual impressions or auditory impressions through the contact of light or sound vibrations with the retina of the eye or the ear drum. We are made aware of atmospheric conditions and temperature changes through the contact of atmospheric cells with the cells of our body. All of this proves that touch is merely the nerve reaction to contact.

066 私達は比較の法則を通じてのみ運動を知覚することが出来ますが、それは実際にはある表現の姿と他との接触の法則、あるいは関連性であるのです。私達が指である対象物と触れる時、より低次な振動がより高次な振動と触れることによってもたらされる圧力が原因となってその対象物の印象を感受します。同様に私達は光あるいは音の振動との目の網膜や耳の鼓膜との接触を通じて視覚の印象や聴覚の印象を受け取るのです。私達は大気の細胞と私達の肉体の細胞との接触を通じて大気の状態や温度の変化を知るようになります。これらの事柄全てが触感は接触に対する単なる神経反応であることを物語っているのです。





【解説】

私達が通常、生きて行く上で感知する周辺との係わりあいの中で、最初に身体に接する際の状況が、ここで説明されています。運動(動き)を感知するのは変化が認知されるからであることは「相対性理論」にも遡る内容を示唆するものですし、圧力をより高い振動を感知する為としているのは、分子運動論にも相通じる内容となっています。

映像や音声が目や耳の各々の器官に接する際、最初に作用するのが、このような触感(touch)と呼ぶ神経反応であり、それらは本書で言うfeelingの極く最初の段階に位置するものであることが分かります。

なお、原文中に大気のcellとあるのは、広大な大気層の中で人体に触れるのは極く小さな領域の空気であり、それらを人体における細胞に見立てた表現となっており、訳文としては、そのまま「細胞」と表現しています。


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