ジョージ・アダムスキー「テレパシー」第1部 2章 段落040 [2009-06-05]

040 Yet they do not use mathematical calculations to estimate the stress the rushing water will exert upon the finished dam, nor do they need mechanical tools to anchor it securely or build it to the prescribed height. Here, as in the inanimate kingdom, we find nature's unerring, guiding hand.

040 しかし、彼らはその完成したダムに激流が加えることになる力を予測する為、算術的な計算を行ってはいませんし、彼らにはダムを固定し、或いは所定の高さまで建設する為の機械的な道具類を必要とはしていません。ここでも、無生物の王国と同様、私達は自然の的確な導きの手を見い出します。





【解説】

他惑星文明の「技術」は地球文明のものとは本質的に異なるものかも知れません。あらゆる分野に宇宙に流れるインスピレーションが応用され、ユニークであるが、自然と調和した物が数多く生まれているものと想像されます。地球でも昆虫の世界には様々な形を持つ者がいます。落ち葉や葉、枝に似せた体型を持ち、敵の目をくらます工夫や、住処を土中として何年も暮らした後、日々を地上に出てからは生涯最終段階の日々を過ごすセミ達まで、様々です。

その者達は、生涯何一つ道具は無いまま、身一つで全てのものを済ませなければなりません。そこには創造主が必要な機能を身に付けさせ、驚く程の力を発揮できる優れた体格を与えているのです。一方の私達人間は、本来、生誕の時は、生まれながらにしてこれら創造主に導きに対して十分な感受力があったものと思われますが、単に音声言語が未発達であることを理由に、何も知識が無い段階から一歩一歩、この文明が築き上げた知識を教えなければならないとされて来たのです。

しかし、本来子供達ほど、感受力が高い者はいないということは、ルーサー・バーバンクも述べているところです。

Luther Burbank, "The Training of the Human Plant" (1907)

"A child absorbs environment. It is the most susceptible thing in the world to influence, and if that force be applied rightly and constantly when the child is in its most receptive conditions, the effect will be pronounced, immediate, and permanent." (子供は環境を吸収します。それは世の中のもので最も周囲の影響に対して敏感な存在ですし、その子供が受容的な状況にある時、正しくまた一定して力を注げば、その結果は顕著で迅速、そして永続的なものとなるでしょう。)

自然の導きの声に耳を傾ければ、私達一人一人に合った指導が与えられることは大変不思議なことです。もっとも、一人一人の生命を日々支えてくれる存在からすれば、その程度のアドバイスは当然戴ける範囲なのかも知れません。


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