ジョージ・アダムスキー「生命の科学」第12課 段落437 [2009-02-10]

437 In lesson four the relationship of all creation was explained from the smallest to the greatest manifestation that one can conceive. See it all interrelated with no divisions, each dependent upon the other.

437 第4課では全ての創造物の関連性が人が知覚出来る最小の創造物から最大の創造物に至るまで説明されました。全てが区切り無く相互に関連しており、各々が他に依存していることを見なければなりません。



【解説】

第4課では万物の関連性について整理が為されました。とかく研究は個々の対象に特化しがちですが、その対象の真の姿はジグソーパズルの1片のように全体として眺めることによって理解されることも多いのです。とりわけ、何故私達が万物の関連性を学ぶ必要があるかについては、第4課の冒頭部分(139)で、「英知の最高位の表現者である人間は自身とあらゆる生命の側面を理解することが義務である」と説明されています。つまり、創造主からあらゆる創造物が生きるこの世界に最高位の表現者として生きる人間には他のものを理解し、集団全体を導く義務と責任があることを意味します。これについては現代の「地球環境問題」を取り上げれば容易に理解できることです。また、自然を研究する際、個別の種の分類に力を注ぐばかりでなく、生息環境や種族の行動について相互関係に着目する生態学に近い手法であるように思います。

一方、自然界の関連性についてはDNA分子を記憶との関係で解説する等、当時(1964年)としては画期的な最先端の情報も盛り込まれています。「生命の科学」として最も内容の濃い記述がこの第4課で為されているように思われます。


第12課 段落436 [2009-02-09] <<  |  >> 第12課 段落438 [2009-02-12]