ジョージ・アダムスキー「生命の科学」第11課 段落416 [2008-12-18]

416 A man can consciously travel the Cosmos as I stated before if his mind can trust what consciousness reveals to him. Some of us not knowing how this is done have traveled the Cosmos many times. In some cases it has been during the sleeping hours when we have had dreams that impressed themselves vividly on our waking mind. Especially of strange places where it would be impossible for the mind to promote the dream.

416 人はもし自身の心が意識がその者に明かすことを信じることが出来れば、私が以前述べたように、宇宙を意識で旅することが出来ます。私達の幾人かはそれがどのようにして行われるかを知らないまま、何度も宇宙を旅して来ました。ある場合は、それは目覚めた心にそれらの事柄を明瞭に印象付けられた夢を見る寝ている間に起って来ました。特に、夢を奨励しようとする心にとって到底、有り得ないような見知らぬ場所の夢については、そうなのです。





【解説】

人間、肉体には時として障害が出たり、不自由になるものですが、意識は自由に動き回れるということです。ある時は遠く離れた場所に旅したり、過去の記憶を遡ったり、更にはある程度の未来を見ることも出来ます。これらは各自の肉体とは別に授かっている「意識」の機能の一応用例に過ぎません。

ここでは特段、「意識による旅行」と呼ばなくても、各自が日常的に経験しているものもあることを例示しています。例えば、目覚めた後も明瞭に印象が残っていたり、ありありと記憶に残るような不思議な夢等、実際には意識による旅行体験だということです。

もちろん、眠る間に見る夢の中には、感覚心の妄想もある訳で、実際には意識によるものと混在しているものです。そこで真偽の判断については、時間がそれを解決するものと思います。つまり正しい意識による旅行はいずれそれが実現しますが、心の妄想の方はやがて消え去ることでしょう。その判断は本人にとっては容易な筈です。

ちなみに映画「コンタクト」(1997年のアメリカ映画)には主人公の女性電波天文学者がSETI(地球外知的生命体探査 Search for Extra-Terrestrial Intelligence)プロジェクトの中で、こと座のヴェガから発せられた電波による情報を受けて建設された特殊宇宙船に乗り込み体験したストーリーがあります。宇宙船に乗り込み、ジャイロに似た特殊装置を作動させると、瞬時にして遠く離れた惑星に移動し、その美しく不思議な雰囲気の海岸で主人公が子供の頃に亡くなった父親と再会し、やがてまた地球に瞬時に戻ってくるお話です。原作者(カール・セーガン)の意図は不明ですが、この「意識による旅行」がイメージされているように思います。


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