ジョージ・アダムスキー「生命の科学」第11課 段落394 [2008-11-17]

394 In the early days the mind felt that space was empty because the physical sight could not see anything in it, yet in recent years with instruments we find that space is active and full of invisible elements out of which forms are created. Consciousness has been trying to convey this to our minds consistently but the mind would not accept it as the sight could not see the invisible manifestations. And only through the instruments has the consciousness been proven right.

394 初期の時代には心は肉眼ではそこに何も見えない故に宇宙空間はからっぽだと感じていましたが、近年では諸装置を用いることによって私達は宇宙空間は活動的であり、形有るものが造り出される目に見えない元素類で満ちあふれていることが分っています。意識はこのことを一貫して私達の心に伝えようと努力して来ましたが、心は目に見えない創造の御わざを見ることが出来ない為にそれを受け入れようとはしなかったのです。そして諸装置を通じることによってのみ、意識が正しかったことが証明されて来ました。





【解説】

私達の天上に広がる大空間は切れ目無しにそのまま大宇宙に繋がっています。

本項ではその宇宙空間では活発な創造の作用が働いており、古いものは分解され、新しいものが造り出されています。以前にもご紹介しましたが、博物館に展示されている隕石の標本を見れば鉄が宇宙空間で内部が綺麗な結晶化される等、これら創造の活動の痕跡を見ることができます。

肉眼では皆無に見える空間ですが、その内部は驚く程の分子原子が詰まっている訳です。例えば1立方センチ(角砂糖大)の大気中には2.6868×(10の19剰)の分子が存在し(ロシュミット数)、それらが活発に活動し互いに衝突し合うことで「圧力」が生まれていると地球の物理学では教えています。一見して何も無い空間こそ、万物の発現の場であるということです。

空を見上げて月を見た時、私達は自分と月の間には何も無いように思いがちですが、その間の38万キロに及ぶ空間には、目には見えず、只透明な空間だけが広がっているように思いがちですが、実は創造主の作用が最も活発に現れている場所であると認識しなければならない訳です。その強烈な創造作用は、ジョン・グレンが見た「宇宙ホタル」もそうでありましょうし、映画「2001年宇宙の旅」の中でボーマン船長が月から木星への飛行中に遭遇した「光の洪水」等もその現象を示唆しているものと思われます。更に言えば、私達の周りの空間こそが、想念や印象が最も作用しやすい場所であると言えるのかも知れません。


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