366 As you have already learned in previous lessons, there is a constant chemical change going on, and the identity of one stage is absorbed by the identity of the next stage. So if one is to retain his individual identity through eternity he must lend himself constantly to the changes that are taking place. For personal ego has no place in the cosmic plan but individual identity has. For the individuals make up the cosmos. And by the personal ego allowing itself to be absorbed by the individual, which is sometimes referred to as saving oneself and earning eternal life, it becomes like the drop of water that allowed itself to be absorbed by the ocean of water. It becomes the ocean of water yet it retains its individual identity through its molecular structure. Referring again to the jigsaw puzzle, the piece that could be called personal has now been placed among others that eventually will make the picture. Thereby it loses its personal feeling of separation and takes on the feeling of the whole picture yet an individual part of it.
366 以前の教課で既に学んで来たように、絶えまない化学変化が起っており、一つの段階の正体は次の段階の正体に吸収されて行きます。ですからもし自分の個としての正体を永遠の中で保持したいとするなら、自らを生じている諸変化に委ねなければなりません。何故なら各自のエゴは宇宙の計画の中に占める場所は無く、各自の正体だけが場所を有しています。個々が宇宙を造り上げているからです。そして個人のエゴ自身をその個体に吸収させることを許すこと、時に自分を助けだして永遠の命を得ると呼ばれることを行うことで、自身を大洋に吸収させることを許した一滴の水のようになります。それは大洋になりますが、引き続きその分子構造からその個人の正体を保持しています。再びジグソーパズルを引用すれば、個人と呼ばれる一片は今や最終的に絵画を作り上げる他のものの中に配置されています。こうして個人の疎外感を失う代わりに個人はその一部を保持したまま全体の絵画の感じを抱くようになります。
【解説】
昨今の世の中の急激な動きに言及するまでもなく、私達は目まぐるしい変化の中に生きています。この流れは想念の流れに似て、留まる所を知りません。その流れ、時代の奔流に乗らなければ年老いて行くことに間違いはありません。宇宙自体は、地球が毎秒約30キロメートルの速さで天空を航行しているように、全てが流転しているということです。
その中で、孤立し変化に対応できないのが人間のエゴだということでしょう。私達はエゴという狭い殻をいち早く脱ぎ去って大きく変化と遂げている宇宙の流れに従うことが大切です。その為には損得や身の安全ばかりに気を取られるエゴを捨てて、目の前の目に見えない大きな潮流に飛び込む勇気が必要です。宇宙の本質の為にはどのようなものも捨て去る覚悟が求められているということでしょう。
第10課 段落365 [2008-10-02] <<
|
>> 第10課 段落367 [2008-10-06]