ジョージ・アダムスキー「生命の科学」第07課 段落280 [2008-05-14]

280 So one could begin to practice on the flower first, but do not be disappointed on the first tries, just be more determined to master the art. Remember the old habits will be in your way until you absorb them into better ones. Wherever you go and whatever you see or do make sure that your mind is aware of the cosmic life and intelligence that is back of all creation. And nothing is free of that life and intelligence any more than you are. For the smallest molecule in the cosmos is just as intelligent and alive as any other form and it serves its purpose. Yet your physical sight does not see the molecule, but your conscious sight can. And once you have made this a part of your life, ills that you may have had, of any nature, will vanish when you correct your mental life.

280 そこで最初は花で練習を始めても良いでしょう。しかし、最初の試みでがっかりせず、只、その技能をマスターすることをより深く決心して下さい。古い習慣は貴方がそれらをより良いものに吸収するまでは進路に居続けることを憶えておいて下さい。貴方が何処に行こうとも、貴方が何を見て、何を為そうとも、貴方の心は全ての創造物の背後にある宇宙の生命と知性に気付いていることを確認することです。そして貴方がそうでないように、如何なるものもその生命と知性から離れていないのです。何故なら宇宙の最小の分子でさえ、他のどのような形有るものと同様に知性があり生きていて、その目的に奉仕しているからです。しかしそれでも貴方の肉体の視覚はその分子を見ることはありません。しかし、貴方の意識の視覚はそれが出来ます。そして一度、貴方が貴方の生活でこの部分を達成すれば、貴方が持っていたかも知れない病気というものは、どのような性質のものであれ、貴方の精神生活を修正する時、消滅することでしょう。





【解説】

植物と意思を通じ合うということはどのようなことか、これまで一連のこの講座を学んで、その原理についてはよく理解できたことと思います。しかし、本文で言うように実際にその成果が出るまでには、幾度となく努力、練習が必要です。また、本文でアダムスキー氏は”master the art”という言葉を用いています。この場合、”art”には「こつ」や「わざ」「技能」という語感があります。つまり、「ある種の心の持ち方」を指しているものと思われます。これは技量(テクニック)に近い内容ですが、重要なのは、それらが第7課になった段階でわずかに述べられているということです。結果を得たいが為にテクニックを身につけようとするのは、実は大変危険だと考えます。

よく世間では超能力者がもてはやされ、その能力に憧れて、自らその能力を身に付けたいとして努力する人も居るようですが、しかし、これは能力という一つの結果を目指している以上、例えその人が能力を身に付けても、肝心なエゴの改革は為されずに終わってしまい、かえって世の中や自分にとっての害になる可能性もあると考えます。

私達はむしろ、ゆっくりでも王道を進むべきで、毎日少しずつの進歩であっても、積もり積もれば大きな成果が得られる筈です。何よりも宇宙に流れる意識の活動の一員になることが私達各自の喜びとすることだけは、誰にも譲れないところです。そうなれば自ずと身体の各部も調和して不調和な状況(病気)は消滅することは間違いありません。


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