ジョージ・アダムスキー「生命の科学」第05課 段落212 [2008-01-16]

212 It is unfortunate that 99% of the human kind are living in this kind of a jungle of the mind. When they could enjoy the consciousness, the other part of themselves that has everything that the human will ever need. For they could enjoy a life free from fear, with which the mind is shackled. There is one thing we can say for the noble space people, their minds follow the consciousness of the cosmos. And even though they are not perfect in its execution, they will be in time for they follow the guidance of consciousness.

212 残念なことに人類の99%が心のこの種のジャングルの中に生きています。彼らが人間が欲するあらゆるものを持っている意識すなわち、自身のもう一方の半身を享受することが出来るのにもかかわらずです。何故なら心が鎖で繋がれた恐怖から自由になれば生命を楽しめるようになるからです。高貴な宇宙人達について一つ言えることがあります。彼らの心は宇宙の意識に従うということです。そして彼らはその実行において例え完全ではなくても、彼らはいずれそうなるでしょう。彼らは意識の導きに従っているからです。





【解説】

第5課のまとめです。私達は心の勝手な意見に振り回され、本来の宇宙からの印象が入り込む余地がない程に密生したジャングルの中で生きています。しかし、これでは暗闇の中を手探りで林立する意見という大木に触れ、またしばしそれに頼って生活しますが、一向に森を抜け出ることはできません。

一方、よく「無心」で事を成すという表現がありますが、人を除く他の創造物においては心はそれほど増長していません。心に左右されない生き方こそ王道なのです。心の占める割合を小さくして、宇宙から直接やって来る印象(インスピレーション)に従う余地(ゆとり)を常に残しておく必要があります。「心貧しき者は幸いである」、「幼子のようにならなければ天国に入れない」という言葉も、このような素直な心の状態を指すものと思われます。何事も心で考えていたのではスピードも遅いし、雑念も入り込みます。そういう意味では、もっと心を小さく、言い換えれば心を謙虚に保って、心自らは創造主から常に指導を受ける身であることを自覚することが大切です。

各自、日常生活においてこれを実行する上でどのようにした方がよいかは一概に言えませんが、毎日毎日その方向への少しずつの積み重ねが最終的には揺るぎない良い結果をもたらすことは確かです。感性の高まりや心の状態のレベルアップが日常生活の改善に及ぼす効果は絶大なものがあるからです。


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