ジョージ・アダムスキー「生命の科学」第05課 段落210 [2008-01-11]

210 Little did they know that what they were searching for was the other half of themselves which was not to be found in the darkness of their own opinions. For this is found in the light of consciousness which they never did enjoy. Yet it was always there, for every now and then the light would penetrate the darkness of the wooded country, but they failed to see and understand it. There are those who have followed the light of consciousness and found the way out and felt and enjoyed the freedom of the open country. And thus they experienced a lasting security that was never known before. Yet others not realizing what they had found, returned back into the darkened land only to be lost again. And they continue to create forests of darkness through which it will be harder to find the way as time goes on.

210 彼等は自分達が求めているものが自己の意見という暗闇の中では見出せない自分自身の半身であることが少しも分からないのです。何故なら、これは彼等が決して享受したことのない意識の光の中において発見されるものだからです。それでも、それはそこにいつもあります。何故なら時として光は木々に覆われた土地を貫くことがありますが、彼等はそれを見落とし、理解し損じるからです。また、意識の光に従って外に通じる道を見い出し、広がった大地の自由さを感じ、楽しむ者もいます。そしてこのように彼等はこれまで経験したことのない永続する安心感を体験するのです。それでも他の者達は自分達が何を発見したのかを自覚せず、再び暗い土地に戻って行き、ただ再び道に迷います。そして彼等は時間が経つにつれ見い出すのをますます困難にさせる暗黒の力を造り続けるのです。





【解説】

求めているのは実は自分のもう一つの半身であるというのは、大変重要なポイントです。私達は失敗の原因を外、即ち環境のせいにし、生きる目的もまた、何か外に求めて様々に放蕩して来ました。その都度、街には勧誘の声があり、成功事例を伝える本も多数出回っています。私達はこれまで、それ程に外界に目を向けて来ましたが、これらのいずれもが結局は期待を裏切るものであった訳で、探し求めて来たものは最も近くにあったということです。

従って、逆の言い方をすれば、外に答えを求めても目的は達せられず、己の内面の隅々を照らすことで真の生きる満足が得られるということでしょう。それにつけても動物達は見ていて、実に満足そうな生活振りです。どのような環境に置かれようとも、日々の生活は楽しさで満たされているように思えるのです。わずかな距離でも喜んで飼い主と散歩に出る時の犬の姿からも満足することの大切さを知ることが出来ます。


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