ジョージ・アダムスキー「生命の科学」第05課 段落208 [2008-01-09]

208 Yet some individuals after finding this go astray. And there are millions of such. But when this happens more than one gap is made and sometimes these are almost impossible to fill as the human mind in many cases is lazy and seeks the highway of least resistance. Thus it creates many gaps through its span of life. And this majority never know true happiness, peace and contentment. And the indications are that they are off the beam of life which is of cosmic nature. For they are easily irritated, hard to satisfy, fault finding and display very poor sportsmanship. They constantly seek new friends which are not stable, but of the same nature.

208 それでも人によってはこれを見い出した後も、道に迷う者もいます。しかもこのような例は何百万もあるのです。しかし、これが起った後は、出来るすき間は一箇所に留まらず、時として埋めることがほとんど困難になってしまいます。何故なら人間の心は多くの場合、怠け者であり、最小限の抵抗という常道を求めるからです。このようにして心はその生涯を通じて数多くのすき間を造り出すのです。そしてこの多数派は真実の幸福や平和、満足を知ることはありません。そしてその兆候は彼等が宇宙的性質である生命の光線とは離れていることを示しています。何故なら、彼等は容易にイライラして、満ち足りることが無く、あら探しをし、とても貧しいスポーツマン精神を表わすからです。彼等は常に新しい友人を求めますが、それらは不安定であり、また同類の者達です。



【解説】

自らが長年求めていたものを見つけた場合でも更に迷う者も多いと言っています。その原因は私達の心の怠け癖であり、折角のチャンスもみすみす失ってしまうということは大変、残念なことです。”慣性の法則”に身を委ねていては、所詮、下るだけです。少しでも向上する為には、自ら自分の心を叱咤激励するしか方法は無いでしょう。自らの現状を損なうことを恐れるあまり、冒険したがらないのがエゴの自己保身の特徴です。

その結果、本当は千載一遇のチャンスであった筈のものが、再び去ってしまうことは悔しいものです。多くの事例では本人は一歩を踏み出すことを躊躇していた為に、その後、何十年も改善の機会を失っているケースもあります。他人から見ると良い機会だと思うのですが、本人の自覚がそこまでに至っていないのです。

その根本の原因、踏み出せない原因はやはり信頼感、創造主から愛されているという信仰心が十分、内面に育っているかどうかに架かっていると考えています。信頼を何処に置いているのか、移り気の他人に置くのか、万物を貫く宇宙の意識に置いているのかの違いです。


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