ジョージ・アダムスキー「生命の科学」第05課 段落200 [2007-12-26]

200 The schooling of the mind is not an easy problem, but it is worth the effort even though it takes years to accomplish as it did for me. There is not a person on earth that does not receive impressions either from the earth, the inhabitants upon it or from other planets as well as the Cosmos. But there is a difference between the human and the cosmic impressions. For a mind is a mind whether on this planet or elsewhere and it has a tendency to confuse impressions and misapply them to suit the personal desire. Oftimes the mind permits the imaginary faculty to run away with it. The imagination is like a screen or a slate upon which the pictures are drawn and the human has a tendency to distort them.

200 心の訓練は容易な課題ではありませんが、それは私についてもそうであったように、達成に何年も要したとしても努力する価値があります。地球にいる人間で地球から、またその住人から、あるいは宇宙と同様に他の惑星から印象を受けてない人はいません。しかし、人間から来る印象と宇宙の印象とでは違いがあります。何故なら心というものはこの惑星上の場合も他の場所でも同様で、印象類を混乱させ、個人的な願望に合うように不正に使用する傾向があるからです。しばしば、心はその想像力にその印象といっしょになっての暴走を許します。人の想像力とはその上に絵が描かれるスクリーンや石板のようなもので、人間はそれらを歪める傾向があるのです。





【解説】

人の一生はそもそも何の為にあるのでしょうか。とりわけ古来から、人間の真のあるべき生き方を求めて多くの人がその道を模索して来ました。時々の悲惨な社会を見て、その人生の全てを賭けてその修業の道を実践された多くの方もいます。その求道者が得ようとしていたものの一つが、この印象を自由に感受できるよう心を訓練することでは無かったでしょうか。肉体的には何一つ変わった所がないのに、かくも精神面で大きく異なっている種族が人間だと言えます。

また、一方で、日常生活ではこれらのインスピレーションは稀にしか起らない不思議なこととして位置付けられ、三次元世界での物証が無ければ、信用する訳には行かないとしています。

しかし、私達自身の肉体各部が平穏に生きているように、人体の各細胞は互いに印象のやりとりを行っている筈で、私達はそれに気付かないだけなのです。既に、何度か本講座で出て来ているように、人は自身で日々表現されている生活活動から直接学べること自体を大切にしなければなりません。遠くに求めるばかりでなく、最も近い存在、自分自身から多くの印象を受信することが必要です。


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