ジョージ・アダムスキー「生命の科学」第04課 段落146 [2007-09-27]

146 Now let us visualize the steps of creation into form when the liquids begin to solidify by slowing up their action within the liquid kingdom as the gases did to form the liquids. For once the liquids begin to solidify they vanish just as the gases did. Even though they are ever active in the pattern of creation.

146 さて、気体が液体を形成したように、液体の王国の中でその活動を緩慢にし液体が固化し始める際の形有るものに至る創造の歩みを思い描いて見ましょう。何故なら、一端、液体が固化し始めるとそれら液体はガスの場合と同様に消滅するからです。しかしそれでも、それらは創造の形式の中では依然として活動を続けているのです。





【解説】

地球の誕生過程には、最初にガス状物質の集合があった後、液化が起り、その後は固化が起ると本書では述べられています。地球の生い立ちを考える時、一端は液状化し火山のマグマのような高温の溶岩の時代があったのかも知れません。その後、徐々に固化や結晶化が進み、やがて固体惑星が成立したものと思われます。

一方、地学その他で習ったように、地球の奥、中心部にはそのなごりである液状のコアと呼ばれる部分が存在しますし、時折、火山から噴出する溶岩を見ても惑星の内部には高温高圧の液状部分が残っていることが分かります。

この間の創造の御わざの例として、私達はこの固化した鉱物の美しさを宝石として愛でています。注意深く見れば、様々な色光を反射する結晶の輝きはこの間の創造の作用が如何に素晴らしいものであるかを示しています。自然は無言で、誰に気付かれることがない場所でも、等しく変わらない仕事をしているのです。

また永遠にその形を保つものとして、これら地下の岩石は建築資材にも多用されて来ました。美しい結晶模様はその外側をわずかに研摩するだけで姿を現しますし、地上の建物を飾る重要な素材にもなっています。中でも言い悪いは別として墓石に象徴されるように、人の思いを一手に受け止める永久物としての役目も担わされていると言えるでしょう。


第04課 段落145 [2007-09-26] <<  |  >> 第04課 段落147 [2007-09-28]