ジョージ・アダムスキー「生命の科学」第03課 段落131 [2007-08-27]

131 It is not the prayers, the mantrums or the meditations that will bring this to us. But a re-birth into a fully conscious being of cause instead of the mental effect. In other words we must reverse the process of our learning. Instead of being mentally aware as an ego of the mind the mind must become aware of consciousness, as it has in the past of itself. For conscious awareness is the key that unlocks the storehouse of knowledge to the mind. It is the link between the Creator and creation.

131 このことを私達にもたらすのは祈りでもマントラでも瞑想ではなく、心による結果に代わって因による完全に意識的存在への生まれ変わることなのです。言い換えれば、私達は自分達の学習の過程を逆転させなければなりません。即ちそれまでの自分自身のように、心に属する自我として認識するのではなく、心は意識に気付く必要があるのです。何故なら意識への気付きは心に知識の貯蔵庫を開く鍵であるからです。それは創造主と創造物との間をつなぐ環(きずな)なのです。





【解説】

大切なのは本文にあるように祈りや瞑想は意識の指導を受ける上で役に立たず、自ら因に対して完全に意識できる存在に生まれ変わることが必要だと言っています。また、この為には私達の従来の学習方法を反転させる必要があるとも言っています。

何度となく目に見えない存在である意識を感知することが大切だと申し上げて来ました。しかし、その実現にはどのような分野でどのような努力をしたら良いのかについては、第1課の自動車の内部を意識しての運転の話が出て来ただけで、あまり具体的な例は示されていませんでした。

しかし、本項では、意識的になる上で、祈りや瞑想は役に立たないと言っています。私の理解力では詳細な理由までは掴めませんが、これらの「業」の中には、多くの場合、個人(エゴ)の希望が前面に出るばかりで、心の解放にはあまり結びついていないのかも知れません。また、通常の学校での学習の動機付けは学習者のライバル意識を高めることを促す等、真の学習とは程遠いものであるようです。

これに対して、既存の宗教修行も含めこれまでの私達の学習姿勢を一変させ、目に見えない存在である意識なるものに心を鋭敏にして、そこから全ての指導を仰ぐ自分に生まれ変わることが大切だと言っているのです。


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