ジョージ・アダムスキー「生命の科学」第03課 段落125 [2007-08-20]

125 Today we have scholars and learned men in all fields of endeavor, but all of them have to depend upon nature for their knowledge by studying nature's material and production of form life. And since man must depend upon nature for life itself, then it behoves him to let nature, rather than his ego, guide him. Or let his consciousness be his guide instead of his mind.

125 今日、私達の回りにはあらゆる努力分野において学者や知識人がいますが、彼等全ては自然界の物質や生命体の産生を学ぶことによって彼等の知識を自然に依存しなければなりません。そして人間は生命自体を自然に依存している以上、人間には自分のエゴよりは自然をして自分を導くようにする義務があるのです。言い換えれば自分の心に替えて、自分の意識を自らの導き手とすることです。





【解説】

目下、地球規模の環境問題が顕在化しており、気候変動も次第に明らかになって来ました。これらは自然から搾取するだけの人間活動の急速な拡大がその原因にあります。現代社会は全てが、コスト即ち通貨価値によって支配されています。人間が勝手に与える価値によって物の評価が決まり、その物を生み出す過程については一切の考慮は払われていないのが現代です。他の生物種を勝手に養殖し、人間の都合のよいように密集し、管理されたケージで飼育されるニワトリは昼夜の区別なく光を当てられ餌を食べさせられて育ちます。そこで精一杯に卵を産み、安価な食品として食卓にのぼる訳ですが、一方の親鳥は幼鳥の顔を見ることなく、その後は肉にされ、文字通り身を裂いてスーパーの食品トレーに載る運命をたどっています。このような仕組みは全てこの惑星が造り出した地球人のシステムです。

その仕組みの中に組み込まれている私達にとって、その仕組み自体を改めることは容易ではありませんが、少なくとも私達の生活の本質がこのように具体的に自然の生命の営みに依存していることは、最低限、知る義務があるでしょう。その上で、少しずつより調和した生き方を進める必要があります。自然界の最上位に位置する私達が自然をどのように見つめ、具体的な行動としてどのように振る舞うかが、惑星全体の波動、雰囲気、環境に大きな影響を及ぼすことにもなるのです。


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