ジョージ・アダムスキー「生命の科学」第02課 段落092 [2007-06-27]

092 Until now, man has been doing everything the hard way with his mind. And has created mystery upon mystery where no mystery exists. And nothing is impossible.

092 今日まで人間は自分の心を用いてあらゆる物事を辛いやり方で行って来ました。そして神秘の無い所に神秘に次ぐ神秘を造り上げて来ました。しかし、不可能なことは何も無いのです。





【解説】

”努力は報われる”と言いますが、何事もただ(心によるガムシャラな)頑張りでは効果が上がらないことも確かです。多くの場合、エゴによる過度の努力は周辺との摩擦を生み、ストレスを増して遂には身体や精神をゆがめる結果に陥りがちです。

一方、自然界ではどうでしょうか。植物は道端の舗装のわずかな隙間からも芽をだし、茎を拡げて遂には大きな花をつけるまでになることがあります。私達が外から見て大変だと思う反面、植物にとっては静かに生長進化の道を歩んでいるに過ぎないと言うかも知れません。春夏秋冬、それぞれの状況の中で植物は気候に適した身辺活動を行っています。人間に比べれば、植物の1年は劇的な変化のある1年であると言えるでしょう。自然界の生命活動は皆、苦労を味わうことなく、ゆったりとした状態を保ちながらも、大きな変化、進化の道を遂げているのです。

また、本文では、神秘についても言及しています。とかく私達は、自分の理解できない事に「神秘」のレッテルを貼って特別扱いする傾向があります。ジンクスやオマジナイ、運命やタタリ等、現代社会にあっても古代と変わらない神秘主義が横行しています。私達はこの教科を通じて、これら神秘として分類されてきた事物にも光を当て、より確かな理解力を養う必要があるのです。


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