ジョージ・アダムスキー「生命の科学」第02課 段落085 [2007-06-18]

085 To make the blend it is necessary for an individual to cultivate the habit of having the mind think of the cause behind the action, what ever it may be. And analyze each action to see if it was habitual from the past experiences and purely mental and self centered, or of a cosmic nature, which one must strive to attain.

085 この融合を造り出すには各人は自らの心に行動の背後にある原因についてそれが何であろうと常に考えさせる習慣を養うことが必要になります。そして個々の行動についてそれが過去の体験から来る習慣的なもので単に心によるもの、自己中心のものか、あるいは宇宙的な性質のもの、人が達成しようと励まねばならないものかどうかを見分けるよう分析することです。





【解説】

人体という同じ家に住むと言っても、片方(心)が相手(意識)の存在に気付かずに過ごしているのが日常です。気付く為には、日頃から相手の存在、作用に関心を持ち、自らの行動についてそれが従来の心の指令なのか、意識の導きのいずれに由来するかを観察し、見極めよと言っています。

このような各自の行動の基となる拠り所を分析し、更にはその原動力である想念の由来を観察することで、本来の目指すべき意識による導きに対する感受性を高めることになるからです。

しかし、一般的には日常生活のほとんどが過去の経験に沿った行動パターンで過ごしており、私達の生活が色あせ、ルーチン化した毎日の繰り返しになっていることに気付きます。それに対し、一日一日を新鮮に迎え、過去を振り返らず常にフレッシュな観察眼を開いて様々な側面に感動できる単純素朴な幼児の心を自分の中に育むことが、宇宙の息吹きにも、万物を支えている宇宙の意識との融合にもつながる姿勢と言えるでしょう。


第02課 段落084 [2007-06-15] <<  |  >> 第02課 段落086 [2007-06-19]