ジョージ・アダムスキー「生命の科学」第02課 段落082 [2007-06-13]

082 All of our life we have been doing things the hard way. Either in one extreme or another. Now the time has come to settle down into the middle, which is the conscious eternal highway. And stop taking the mental by-ways, for the center balance will make life much easier.

082 私達はこれまで生活のすべてを困難なやり方で物事を行って来ました。ある極端から他の極端のいずれかであったからです。しかし今や、意識的な永遠の大道である中庸に落ち着く時期を迎えています。そして心の横道を取るのを止めるべきです。中央のバランス状態は生活をはるかに容易にすることになるからです。





【解説】

一口に「中庸の徳」と片付ける訳ではありません。しかし、私達の精神生活は浮き沈みが特に激しいように思われます。たまたま幸運が重なり好ましい結果を得た時は私達の心は有頂天になり、あたかもこの調子が将来ともに続くかのように強気になる一方、思いがけず不運な結果に終われば心は前途を悲観し、打ひしがれて何らの意欲も生じない憂鬱状態に陥ります。

このように私達の心は何事にも一喜一憂、本文で言う極端から極端へ振り子のように揺れ動いています。しかし、その結果、様々なストレスが自らの肉体に、更には周囲の環境に悪影響(危害)を与えているのです。

そこで本文が指摘しているのがバランスのとれた中道の大切さです。つまり、心の動揺が消え、安定安心した落ち着いた場所に心を持ち続け、意識からの無言のメッセージに心を鋭敏にして置くことを勧めています。言う間でも無く、そのような創造主からの直接の導きを感受するようになれば、各自の行動は効果的なもの、実りのあるものとなり、結果としてより楽な生き方が出来るとしています。本文で言う中庸とはこのような人間の進歩の大道を意味しているのです。


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