ジョージ・アダムスキー「生命の科学」第02課 段落076 [2007-06-05]

076 So the mind does not have to go far to learn. For it can learn from the form through which it works if it humbles itself to the knowledge within the form. We can now see where the saying "man know thyself and you shall know all things" originated, for all creation is governed by this law. And there is no greater truth than this that has ever been spoken.

076 ですから、心は学ぶ為に遠くに行く必要はないのです。何故なら、形あるものの内部にある知識に心自らが謙虚になりさえすれば、心は形あるものの働きを通じて形あるものから学ぶことが出来るからです。私達は今、「汝自身を知れ、そうすれば全てが分かるであろう」という言葉が何処に起原を持つかを知ることができます。何故なら、全ての創造がこの法則に支配されているからです。そしてこれまで語られた中でこれほどに偉大な真実はありません。





【解説】

世の中で最も身近にある形有るものは私達自身です。全ての形有るものの中にそれを生み出し、機能させている英知、意識が存在している以上、その最も身近で観察や学習に適しているのは私達自分自身ということになります。

道を求めて様々な人物に逢い、事物を訪ねることも有意義ですが、それ以上に学習上、有効なのが自分自身を探究することです。自分自身のことであれば、自分の心の状態とその後の肉体への影響、更には自分の周囲の環境の変化等、外部(他人)から見えにくいことも一目瞭然です。またこの自分自身はこれまで及びこれからの私達を支えてくれる大切な肉体でもあります。自分の手や足、顔など基本的な部分も、自分自身の本質ではないにせよ、実生活においては無くてはならない部分です。これら肉体の各部はまた、私達の心の動きに応じて変化します。心が発する印象(想念)に大きく影響を受けているのです。つまり、日々の心の有り様は、瞬時にその肉体に影響を与えています。心がその肉体内のより深遠でパワフルな英知の活動に気付き、その指導に従いさえすれば、驚くほど急速に真理を学び取り、それらの成果を自らの肉体に表現することができる筈です。「汝自身を知れ」という言葉は一般に思われているように自分自身の限界を知ることとは正反対に私達に備わっている無限の可能性にいち早く気付くよう、促す言葉だったのです。


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