ジョージ・アダムスキー「生命の科学」第02課 段落064 [2007-05-17]

064 The construction of a large building can be used as an example of what we mean, especially when it is to be a new type of architecture. The completed building is pictured on the screen of a man's mind by the consciousness. Once the mind sees the picture clearly a blue print of the impressions is drawn in order to retain the design of the structure. As in the drawing of the house plans, this is the first effect of the cause. Then the blue print is placed in talented responsible hands to bring about the manifestation. This individual in turn procures artisans and materials for the construction.

064 大きな建物の建設はこの意味するところの一例として用いることができます。新しいタイプの建築の場合は特にそうです。完成した建物は意識によってある人物の心のスクリーンに描かれます。その人物の心がそのイメージ(姿)を明確に見るとその建物のデザインを保持する為、すぐに印象に基づく青図が引かれます。家の建築計画の作図の時と同様、これが原因の最初の結果です。次に青図はそれを現出させる任務を担う人の手に委ねられます。この人物は次にその建設に必要な職人や材料を手配するのです。





【解説】

ここでは、以降(065)で述べられる人間の様々な才能に関する事例の前段として、建物の建築過程について説明しています。

建築はある意味、極めて創造的な分野です。何も無い空間に立体的な建造物が建ち、完成後は多くの人々が集い、快適に活動する場となる訳で、建物を建てる際には、建築家は様々なアイデアに心を巡らします。そのような建築家の初期の精神活動には本講座で言う「意識」が深く関わっています。建築家の心が新たなイメージを求めて、因の世界からの指導を求め、アンテナを向ける時、遂には意識からの印象を感受します。通常、「アイデアが浮かんだ」とする瞬間です。このイメージをデッサンし、図面化して目に見える結果の世界に写し取る作業が最初の段階です。現実には、予定地にはまだ何も無く、建物は建っていないのですが、建築家にはその完成された姿が見えています。これら設計図面を見て、竣工後の建物の中を人が行き来している状況をイメージできるのは、私達が備えるべき能力の一つでもあります。

そして出来上がった設計図を基に、様々な機材が手配され、各々の能力を持つ人員が投入されて、建物が出来上がります。このように建物一つをとっても、様々な人間の才能がそれを支えており、どの一つが欠けても、建物を建てることはできません。


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