ジョージ・アダムスキー「生命の科学」第01課 段落010 [2007-03-18]

010 So we not only are going to develop our minds with the help of consciousness, but also expand our conscious perception at the same time. And in this way we shall see the Creator face to face through the mind and the consciousness as they become one.

010 それゆえ、私達は意識の助けを受けて自らの心を発展させようとしているばかりでなく、同時に私達の意識的な知覚力を広げようとしているのです。そしてこのようにして、私達は一体となった心と意識を通して創造主を面と向って間近に見ることとなるのです。



【解説】

しかし一方で、現実の日常生活において、私達の行動を支配しているのは「心」です。目に見えない存在や耳に聞こえない指令に鈍感で、肉体の器官が認識できる範囲を拠り所として、私達は生活を送っています。その生活は、往々にして怠惰であるか、あるいは追い立てられているかのいずれかで、極端のはじからはじまでを行き来しています。

ここでは、この問題の心なるものを意識の力を借りて、発展させよと言っています。しかし、その為にはどのようにせよとは、ここでは述べられていません。それではどのようにすればよいのでしょうか。

意識を自らの心の教師とする訳ですから、先ずは、意識を信頼する必要があります。私達の心は意識の存在に普段、気付かないでいる訳ですから、その「見えないもの」の存在を「信じること」からしか、始まらないということでしょう。しかし、無闇に信じろと言うのではありません。意識の作用は、その結果として四季の移り変わりに対する動植物の反応や変化、更には自分自身の肉体が刻々と肉体の維持に懸命になって各細胞が活動しており、私達がその恩恵に浴していること自体、奇跡的な実証事例なのではないでしょうか。

まずは、その自らの肉体の活動も含めて、意識の存在を認め、絶大な信頼を寄せることが、意識の恩恵に対する私達の感謝の心得でもあります。自分を取り囲む意識の存在に感謝すること、信頼を寄せることが第一歩です。




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