ジョージ・アダムスキー「宇宙哲学」第06章 段落077 [2020-07-31]


077 This proves to us then, that mind is not all there is since it can be used one way or another. Evolution is not the expression of mind but the expansion of mind. Just as an ungraded road is broadened and leveled in order to accommodate more traffic upon it, so must the highway of mind be expanded and smoothed in order to allow consciousness to project more numerous vehicles of thought to their proper destination. Mind is only the channel of expression, the avenue by which consciousness manifests itself in matter. Body, mind and consciousness, then, are one and inseparable. The body of matter would cease to exist if it were not supported by consciousness. Consciousness could not express itself in matter were it not for the conveyer over which it travels, and mind would be a useless nothingness were it not acting as a channel between the two.
077 このことは私達に、心というものはそれが様々な方向に使われ得るということから、心の現状が全てではないことを示しています。進化という言葉は心を表現したものではなく、拡張することが心を表すものです。丁度、未だなだらかに整備されていない道路がより多くの交通を収容できるよう拡げられ、平らにされるのと同様に、心のハイウエイは意識がより多くの想念の乗り物をそれらの適切な目的地に向けて抄出させられるよう、拡張し、滑らかにされなければなりません。心は表現のチャンネルに過ぎず、意識が物質にそれ自身を現出させる大道なのです。肉体と心と意識は、それ故一つであり、分離できません。物質からなる肉体は、もし意識による支援がなければ存在は途絶えてしまうでしょう。意識はそれ自身が通る輸送装置がなければ物質の中にそれ自身を表現することは出来ないでしょうし、心が両者の間のチャンネルとして行動しなければ何ら無用のものになることでしょう。




【解説】
実は心の機能は、想念波動をその内側に通すことだけのものであり、それ自体で判断したり制御したりすべきものではないのです。本項ではそれを道路に例えており、その上を高速で車(想念波動)を通す為には、その表面は滑らかであり、かつ幅広いことが必要です。よく言われる表現に、”心が狭い”というものがありますが、まさに言い得ているという訳です。
それでは心が判断しなくても良いのは何故かと言えば、宇宙的な想念はその中に既に解決策も内蔵されているような英知の部分も含まれているからであり、あとはそれに基づいて肉体が行動・実践することで良いのです。その背景にはそれら想念波動は創造主の意思に基づくものであるからです。
物質と創造主を結びつける経路こそ、心であると説いているのです。



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