ジョージ・アダムスキー「宇宙哲学」第06章 段落071 [2020-07-21]


6. BODY, MIND AND CONSCIOUSNESS
071 Until quite recently mind and matter have been considered as widely separated as the poles. The materialist has exalted matter into predominance and the metaphysician has given the supremacy to the mind, while consciousness has received scarcely a consideration. There have, of course, always been alerted minds in the world who understand the inseparable relationship of mind, matter and consciousness and have made use of this knowledge in the field of practical evolvement, but the world in general has chosen to remain in the mystery of divisions.
第6章 肉体、心そして意識
071 全くの最近まで、心と物質は両極のように甚だしく分離して考えられて来ました。唯物論者は物質を優位位置に引き上げ、また形而上学者は心にその最高位を授けて来ました。しかし一方では、意識はほとんど考慮すら受けて来ませんでした。もちろん、世の中には心と物質、それに意識について引き裂くことの出来ない関係を理解する鋭敏な心の持ち主がいつも居て、実際的な発展の分野にこの知識を活用して来ましたが、世の中一般はその区分分けという神秘の中に留まることを選択して来ました。



【解説】
重要なポイントは私自身の中に肉体と心の他に「意識」と呼ばれる全能の知性が存在し、それらの3者があいまって、私自身という生命体を構成しているということです。この内、外面としての肉体も各自の内面としての心の存在も良く分かるのですが、意識となるとその意識なるものが般若心経等で言う「空」と同様、沈黙、無形の存在であるが故に、これまで長い間、気付かれることなく過ごされて来たのです。
しかし、私達自身の生命を実質的に持続させているのはこの意識であり、その知性無くして私達は生存することは出来ません。また、優れた解決法や進歩に繋がるヒント等、助言を与えて呉れるのもこの意識です。従って私達が探求すべきは各自の中にある意識の存在であり、この意識と親しむことによってその意義を日々学んで行くことです。


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