ジョージ・アダムスキー「宇宙哲学」第02章 段落013 [2020-04-30]

013 Those who are idealistically inclined will answer, "It is reality!" And those who are founded upon a cold scientific basis will answer, "Fact." Others will say that truth is that which is opposed to untruth or is that which is good. To those who gave the first two answers I shall say you are correct so far as you have gone but I shall proceed to catch you in a net of your own weaving. The latter answer that truth is that which is good is utterly misconceived and evasive.

013 理想的な傾向がある者は、「それは現実だ」と答えるでしょう。また冷徹な科学的基礎に立つ者は「それは事実だ」と答えるでしょう。他の者達は真理とは偽りに対立するものだ、あるいは良きものだと言うでしょう。その最初の2つの回答を出した者については、私はあなた方がそう言う限りにおいて、あなた方は正しいと言うべきでしょう。しかし、私は更に進んであなたをあなた自身の編目で捕らえようと思います。一方、真理とは、良きものだとした後者の回答は全くの誤解であり、言い逃れです。


【解説】 私達一人一人がここで「真理とは」について自分自身に問いかけることから始める必要があるという訳です。 少しでもそれに時間をかけるなら、私達自身、ほとんどそのような課題を考えることなく、これまで毎日を過ごして来てしまったことに気付くことでしょう。この真理について突き詰める姿勢は、実は大きな意義を持っているのではないかと思います。つまり、ある程度の年齢を重ねると人はこのような追及の心境は薄れ、専ら自己の保身や延命のことばかり考えるようになり、内向きの思考ばかりになってしまうからです。 それこそが現在の高齢社会の問題であり、常に新しい課題に向けて挑戦、追及する姿勢が必要とされるのです。また、そのように宇宙を貫く原理を学び取ろうとする姿勢こそ、私達が永遠の生命に至る基本的な要件と言えるのです。

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