ジョージ・アダムスキー「生命の科学」第09課 段落341 [2018-02-07]


341 The cosmic cells are always ready to help the carnal ones but this must be done by the insistence of the sense mind. And the process is no different than training a vicious animal to honor and obey. For through this kind of act the tendencies of viciousness are changed to kindness through chemical changes. The modern tranquilizer drugs do this, but only temporarily. To have a permanent lasting effect the sense mind must submit itself to such a change. During the change there naturally will be a conflict for the carnal cells will not be too willing to change. But the individual must stand firm, paying little attention to the unpleasantness that he will go through during this period, if he is to live a cosmic life instead of a personal existence.
341 宇宙的細胞は常に肉欲細胞を助けようとしていますが、これは感覚心の強い意志が無ければなりません。そしてその過程は凶暴な動物を貞節と従順にする訓練と変わるところはありません。何故ならこの種の行動を通じて、凶暴な傾向は化学的変化を経て優しさに変化するためです。現代の精神安定剤はこの働きをしますが、それは一時的です。永遠に続く効果を得るには、感覚心は自分をこうした変化に委ねなければなりません。その変化の間には当然、葛藤もあるでしょう。肉欲細胞らは変化することを余り好まないだろうからです。しかし、各自は、個人の存続の代わりに宇宙的生命を生きようとするなら、この期間で体験する不愉快さに少しの関心を払うことなく、しっかりそこに立ち向かわねばなりません。



【解説】
自分との闘いの真意が本項に良く表現されています。私達にとって最大の課題は自分自身にあり、それらの諸課題を解決する為に私達は自分自身に向き合い、自分の欠点を人知れず克服するよう努力しなければなりません。
多くの場合、自分自身の問題(欠点)は自分では認識しにくいものですが、問題が見えたら少しずつでもその解消に向けて独り努力する必要があります。
丁度、運動選手(アスリート)が課題にぶつかった時、フォームを改造したり、様々な努力を行っている訳ですが、それも自身の欠陥を無くすという目標を達成する決意に基づくトレーニングによって達成されるという訳です。
私達についても攻撃的な自我を調和融合的な宇宙的存在に改質する為に、自己改造を行う必要があり、それらの成果は身体の細胞の化学変化を伴う具体的なものになると説かれています。


第09課 段落340 [2018-02-06] <<  |  >> 第09課 段落342 [2018-02-08]