ジョージ・アダムスキー「生命の科学」第09課 段落338 [2018-02-01]


338 You may say, but can a sense mind create ? Yes, for the mind is an effect of a cause and it carries the same potential. All jealousy, hate, etc., are man's creation, for in the Cosmos we find none of these. And both the normal cells and the abnormal cells keep records of all actions to which the sense mind can go for information when the need arises. Normal cells will give the individual correct information, while the abnormal cells will give misleading information based on past experiences. Both live by multiplication. This is the law of survival, so the abnormal ones will strive to multiply and resent any interference, while the normal ones do not resent or resist interference.
338 貴方は感覚心は創造することができるのですかと言うかも知れません。出来るのです。何故なら心は因の一つの結果であり、それは因と同じ潜在力を携えているからです。全ての嫉妬、嫌悪その他は人の創造結果です。何故なら大宇宙にはこれらのいずれも見い出すことはできないからです。そして正常な細胞達と異常な細胞達の両者とも感覚心が必要性が起った時に参照しに行ける為の全ての行動の記録を保持しています。正常な細胞は各自に正しい情報を授けますが、異常な細胞は過去の経験に基づいて誤解させる情報を与えます。両者はともに細胞分裂によって生き延びています。これが生存の法則であり、異常細胞は細胞分裂に励んで如何なる邪魔に対しても腹を立てますが、正常な細胞達は腹を立てたり、妨害に抵抗することはありません。



【解説】
よく歳を取ると頑固になるとか、融通が利かなくなる等の表現がありますが、それこそが本文で言うabnormal cells(異常な細胞達)が自身の身体にはびこってしまったことに由来します。
私達は向上するよりも退化や劣化することの方が多いものです。長年の感覚心の横暴は自身の中にそれらに呼応する異常な細胞群を造り上げ、名実ともに自身を支配しているのです。
これに対してどのように対処し、本来の道に戻すかが重要なのですが、それには私達自身がその実状をよく観察し、何処に問題があるのかを突き詰める必要があります。これら地獄のような状況を捨てて、本来の姿に戻る道を探し出す必要があるのです。
しかし一方では、大多数の生きもの達や自然界は本来の宇宙に調和した暮らしを送っておりますので、手本に事欠くことはなく、改心さえ出来れば再び本来の歩みに戻ることが出来るのです。また、その改心には決して手遅れということはなく、仮に死を前にした時でも、意義は高く、次の転生先にも生かせるものと思われます。”夕べに死すとも可なり”とはこうした心境を述べたものと思われます。



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