ジョージ・アダムスキー「生命の科学」第03課 段落125 [2017-03-08]


125 Today we have scholars and learned men in all fields of endeavor, but all of them have to depend upon nature for their knowledge by studying nature's material and production of form life. And since man must depend upon nature for life itself, then it behoves him to let nature, rather than his ego, guide him. Or let his consciousness be his guide instead of his mind.
125 今日、私達の回りにはあらゆる努力分野において学者や知識人がいますが、彼等全ては自然界の物質や生命体の産生を学ぶことによって彼等の知識を自然に依存しなければなりません。そして人間は生命自体を自然に依存している以上、人間には自分のエゴよりは自然をして自分を導くようにする義務があるのです。言い換えれば自分の心に替えて、自分の意識を自らの導き手とすることです。




【解説】
おそらく本項で述べられているのは、多くの研究活動における秘訣と呼べるものではないかと考えています。研究の中では失敗はつきものですが、それは誤った概念の下、考え出された想定が現実と異なっていたことを意味します。しかし、それら失敗と思われる現象の中により価値のある要素が潜在していることも多々あるものです。それらの存在をそっと示唆するもが意識からの印象なのです。
結局、私達はこの意識の声である印象とどのようにして親しみ、受け入れやすい体質、心境になるかが問われているということでしょう。自らの心を常に謙虚にして、与えられる印象、インスピレーションを大切に取り扱うことです。特別な「行」を行うのではなく、日々の生活の中で心掛けるテーマとして著者は説いているように思います。


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