ジョージ・アダムスキー「テレパシー」第2部 3章 段落197 [2014-10-31]


197 I strongly advise each student to observe this law working in his own life; for it is a perfect example of the meaning of "like attracting like." If we open our minds to the gloomy thoughts of the pessimistic person, these vibrations will have a depressing, narrowing influence on our lives; and if the contact with this outlook is continued long enough, our thought-pattern may drop to the same bigoted, mental level.
197 私は個々の学習者に、自分自身の生活の中でこの法則が働いていることを観察するよう強く促しています。何故なら、それが「類は類を呼ぶ」の完璧な例示であるからです。もし、私達が悲観的な人物の憂鬱な想念に対し私達の心を開けば、これらの振動が私達の生活に意気消沈と偏狭さを与えるでしょう。そしてこの人生観との接触が長く続けば、私達の想念パターンは同じ頑迷な精神レベルに落ちるかも知れません。


【解説】
私達が今注意しなければならないことは、私達が如何に他人に影響され易いか、また他人を影響し易いかということです。とりわけ或る勢力が戦争を起こしたいと思えば、好戦的な思想を植え付けるような映画やTVその他、出演させる者等をそのような類の人達にしてしまうかも知れません。
その結果は人々の心の中の怒りや恨みを増長させ、遂には戦争へと駆り立ててしまうのです。しかし、その結果は何ら問題は解決せず、生命を失い、国土は荒れ果てて戦費にお金が全て使われるだけのものになりかねません。かつて戦前の諸国家がそうであったように、大衆をある方向に動員するためにあらゆるメディアが使われていましたし、現在もその傾向がある訳です。
私達はどの想念・印象を受け入れるべきか、注意深くあらねばなりません。必ずしも自分の心が喜ぶものが正解とは言えない事情もありますが、少なくても人間本来の道に沿うものであるかどうかの判断は出来る訳で、一つ一つ賢く選択するしか方法はありません。
そこで大事になるのは、自分自身でこれまでの経験から誤りのないもの、正しいものを確実に掴んでおくことなのだと考えています。確かなものは古典でも最近お目にかかった人物の言動でも良いのです。良いもの、美しいものを日頃から観ておくと、どれが正しいものかは容易に判断でき、人生の航路を真っ直ぐ進めることが出来るものと確信しています。


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