ジョージ・アダムスキー「生命の科学」第11課 段落425 [2013-10-25]

425 In other words the Cosmic Mother and the Cosmic Father never wean their creation. When the mind does not understand this process it has a tendency to label the effects as the mystics have done. Let me give you an example of how the mind labels things it does not understand. For this we can use the experience of Jesus on the Mount of Transfiguration. His mind at that time was entranced by consciousness for he had given his mental will over to the will of consciousness as he became a listener and observer. And when he did this his face changed to represent the many individual forms through which his mind and consciousness had expressed before and he was fully aware of what was going on. And the disciples that were watching him observed the many changes of facial expressions and told him that to them he had appeared as Moses, etc. His answer to them was, "My life is the life of the many." In other words he had lived all of those stages of life and the consciousness reviewed the stages on the screen of his mind, thus bringing his mental life up to the present stage while the others observed.

425 別の言葉で言えば、宇宙の母と宇宙の父は自分達の創造物を決して乳離れさせることは無いということです。この過程を心が理解しない時、心は神秘主義者達がこれまでして来たようにその結果に偏見のラベルを貼ろうとする傾向になります。ここで心が自分が理解しない事柄に対して如何にラベルを貼ろうとするかの例をお示ししましょう。この目的の為、変容の丘におけるイエスの体験を例に用いることが出来ます。この時、イエスの心は意識によって忘我の状態にありました。イエス自らの心の意志を意識の意志の上に捧げた為、聴く者、観察する者となった為です。そしてイエスがこのことを行う時、その顔はイエスの心と意識が以前表現した多くの個人の顔かたちを再現しはじめたのですが、イエスは何が起っているのかを完璧に気付いていました。そしてイエスを見守っていた弟子達はイエスの表情が多くの変化を起こすのを観察し、イエスにイエスがモーゼやその他のように見えたと話しました。彼らに対するイエスの答えは「私の生涯は多くの生命からなっている」でした。別の言葉で言えば、彼はこれら全ての生涯の各段階を生きて来ており、意識がイエスの心のスクリーンにこれらの段階を回想させ、今日に至るまでのイエスの心の生涯を引き寄せ、それを他の者が見たということです。





【解説】

著者アダムスキー氏は一説にイエスの弟子ヨハネであったとされていますが、その説にも符号するように、著者は聖書の内容について他に無い側面から詳しく解説しています。本項もその好例です。

有名なイエスの変容の山の一節ですが、その意味するところは実際、イエスが弟子達の目の前で自らの過去生を意識の力を借りて表現したものであり、改めてこの惑星にとってイエスの存在の偉大さを思うとともに、意識の力が見る見る内に顔の細胞の変化を起こすほどの大きさがあることに驚かされる次第です。

この力を取り入れることが出来れば、あらゆることが可能であり、病気治癒などというものは、本来の(健康)状態に戻すことであり、極めて簡単なことであることが分かります。

このように意識の力を用いること、その力の経路になるほど、私達は意識に頼ることとなり、各自の誕生の目的を達成する方向に近づく一方、本項冒頭にありますように、益々意識に依存することになるという訳です。


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