ジョージ・アダムスキー「宇宙哲学」第18章 段落211 [2011-11-02]

211 There was no greed or selfishness among these masters of the earth. (In our terms of today we could say that they had achieved their Master's Degree in every subject.) They knew that the substance of the universe is unlimited and indestructible and that there would always be sufficient to meet every need. No man among them engaged himself in the accumulation of material wealth.

211 これら地球の達人達の間には貪欲や利己主義はありませんでした。(今日の私達の言葉を用いるなら彼らはあらゆるテーマにおいて修士の学位を達成したと言うことが出来るでしょう。)彼らは宇宙空間の物質には際限が無く、破壊されることがないこと、そしてそれらは常にあらゆる需要に見合うに十分存在することを知っていました。彼らの間には誰一人として物質的な富を蓄積しようと忙しくする者はいなかったのです。





【解説】

私達の地上での生活はお金が必要なことは一面では真理ではありますが、一方で財産があれば安心という訳でもありません。居住する社会情勢や経済環境の変化は目まぐるしいものがあり、そのような環境下で如何に財産を守るかも地球人にとっては大きな関心事です。

これに対して、このような表面的な問題に対しても本項はあるキーを私達に授けています。即ちトリテリア人達は自分達には宇宙から十二分の資源が与えられており、わざわざ一生懸命に富を溜め込もうなどと時間を無駄に過ごすことはないと考えていたのです。宇宙を知るということは、何も星を見上げることばかりを指す訳ではありません。私達の身近の空間にも、既に十分な物質が出現を待っていると言うべきなのかも知れません。

因の持つ絶大な力はそれを認める者に惜しみなく物質も更には有益な想念をも降り注ぐものであるからです。かつて、イタリア・アッシジの若き聖人が全ての財産、更には身に付けていた物全てを脱ぎ捨てて、創造の原点に戻ろうとしましたが、それは既存の財産を全て投げ打って、因の力に従ったからに他なりません。


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