ジョージ・アダムスキー「生命の科学」第12課 段落439 [2009-02-13]

439 Lesson six was on newness. In order to rejuvenate the body one must rejuvenate the mind first. And this is done when the mind is interested in all new things which is progress.



439 第6課は新しさについてでした。肉体を若返らせる為には、人は先ず心を若返らせねばなりません。そしてこれは心が全ての新しい物事に関心を持つ時に起りますし、それが進歩である訳です。





【解説】

幼児と老人の違いは物の見方にもあるでしょう。一方ははじめて見る世界に驚き、どのようなものか興味津々。一方はそれが当たり前の光景と思い、関心を持てません。関心事は自己の肉体の維持の為の食事ぐらいかも知れません。他方、自然を見るとそこに生きるものは悉く活発であり、生き生きした毎日を送っています。その心の違いは当然、身体にも反映する筈です。気持を若く保てば、身体もそれに呼応し、若さを維持するものです。

ここで常々思うことについてご紹介します。それは宇宙飛行士達が皆、共通した特徴を持っていることです。彼らはもちろん、映画「ライトスタッフ」に描写されているように、大勢の志願者の中から身体能力も専門知識を有する点においても優れ、更には強靱な精神力の持ち主として各々の国を代表する人物であることに間違いないのですが、実際のテレビインタビューを見ていつも思うことは、彼らは実にフランクで明るいということです。

宇宙に飛び立つということが、これほど、人間を明るくし、活発にするかと思う次第です。このように宇宙空間に出るということは、地球を地表の平面としてでなく、大空間に浮ぶ球形の天体として自分の目で見、その周囲を高速度で周回する等、新しい体験を得るということです。そして宇宙空間に出て宇宙と一体になれる時を過ごせた者は地上に戻ってもその感覚は本人の生き方に大きな影響を与える筈です。宇宙空間は絶え間ない創造の場であるとも言われています。小は隕石のかけらから、果ては大星雲の誕生まで、活発な破壊と創造の作用が行われている訳で、それらを垣間見ることは、その者の創造主への信頼を深め、確かなものをつかみ取ることが出来ることになります。その結果、信頼や確信が生まれ、明るい未来を見据えることが出来るものと思われます。

こう考える時、創造主がその最高の創造物として創られた人間が、それ自身の心に原因があるにせよ、本来の寿命を全うできるよう絶えず、助言と援助の手を差し伸べて下さることは間違えありません。たとえ暗く曇った空の下に生活していても、その上には明るく輝く青い惑星と広大な空間が紛れも無く存在することを、私達は共に自覚しなければなりません。


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