ジョージ・アダムスキー「生命の科学」第05課 段落202 [2007-12-28]

202 To guard oneself against such wild impressions, remember that a human form is always a human form even on another system. For the pattern for man is cosmic. The difference would be in the refinement of the form and the expansion of knowledge in different fields of expression. Yet the similarity from the lowest to the highest will be present for there are no blanks in the cosmic plan. In the field of service he who is guided by cosmic consciousness recognizes no divisions but blends all phases of manifestations in relationship to all others. No discrimination or judgment exists for one who has an understanding. Analysis for the purpose of correction and understanding of the misapplication of the law is ever present.

202 このような粗野な印象類から自分を守る為には、人間という形態は他の太陽系においても常に人間の形であることを覚えておいて下さい。人の為のパターンは宇宙的だからです。違いがあるとすれば、その形の精緻さと様々な表現分野における知識の広がりにあるでしょう。しかし、最低位から最高位の間には類似性が存在し続けています。何故なら宇宙の計画に空白は無いからです。奉仕の分野において宇宙意識によって導かれている者は如何なる分断を観ることはなく、それらすべての創造の現れの側面を他のすべてとの関連において融合させます。理解を得ている者に差別や裁きはありません。法則の誤用に対する修正と理解を目的とする分析が永劫に存在するだけです。



【解説】

本文で記述されていることは、一見当たり前のように通り過ぎてしまうかも知れません。しかし、物事は連続的に進化の段階を辿るとすれば、特定の段階を区別し、固定視すべきではありません。例え相手から不快な行為を受けたとしても、その原因や過程を観察し、貴重な学習材料として研究することはあっても、自ら当事者としてエゴの怒りに身を任せるべきではありません。そのようなことをすれば、自分のエゴを増長させ、自らの肉体を痛めつける等、悪循環に身を委ねることになりかねません。

ヒトという創造物は宇宙くまなく同様な形態を持っていると本文では述べられています。それに関して思うのは仏像に対する人々の思いです。人には寿命があり、やがては一生を終える時が来る等、限りがあります。各時代においてかつて地上に存在した祖師や別の惑星にいる尊敬すべき人物に思いを伝え、あるいはその方達から教えを受けたい気持から、人々は人間の理想の姿として仏像を造って来たものと思います。本来は目に見えない存在こそ大事なのですが、先ずは目をそのような美しい存在から感化されるよう、理想とする容姿やかつて教えを受けた尊敬すべき祖師の似姿を見て、心を整える意義もあるものと思われます。「同乗記」の中にも宇宙船内に創造主を描いた絵が掲げられ、宇宙兄弟達はその絵を見ることで若さを保っていることが伝えられています。私達より遥かに進歩した彼等でさえ、日々の訓練を積み重ねているということでしょう。


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