ジョージ・アダムスキー「生命の科学」第04課 段落164 [2007-10-29]

164 DNA according to scientists is a master blue print which carries instructions of life. And anyone who has given thought to the creation of form life, whether of man or an insect, must admit that there is some kind of intelligence that directs the structure of the form. As there are no two identical forms, this suggests that there are minor changes in each case. And that the matter which is used in making the form must have a certain kind of intelligence in order to receive directions.

164 科学者達によればDNAは生命の指令を運ぶ設計原図であるとのことです。そして人間であれ昆虫であれ、生命体の創造に考えを寄せた者は誰でもその形ある者の構造を指揮するある種の知性が存在することを認めなければならないでしょう。また、全く同一な形が無い以上、各々の場合においてわずかな変化があることが分かります。そして形有るものを造る中で用いられた物質もまた、指示を受ける為にある種の知性を持っている必要があるのです。





【解説】

私達は既に科学の授業で生物が持つDNAについて学んだことがあります。そして最も分かりやすい例として、サケの産卵と孵化が挙げられます。サケの卵(イクラ)が受精後、分化し、幼生まで生長し、その後孵化し幼魚になるまでに繰り広げられる一連の大きな変化は生命の潜在力そのものを現しています。この一連の生長を終始指導しているのが、遺伝情報を持つ分子DNAであることは今日では常識にまでなっています。また、このDNAは各個体によって異なる部分もある為、DNAの構成を分析できればその個体を判別できる所まで地球の科学も進歩して来ました。また、孫悟空が髪の毛を抜いて分身を造った物語りもありますが、今日的には髪の毛からDNAを取り出して遺伝子操作を行ったということを想像させます。

しかし、そのDNAの本来的意義、生命の記憶を一手に引き継いでいる「記憶分子」であることについての私達の認識は未熟です。その記憶内容に本人の心がアクセスできればDNAが携えている人類開闢以来の歴史を直接、自分自身から学ぶことができることや生命の神秘を開明することが出来ることにもっと関心を高める必要がありそうです。一方で、死に至る病である癌については、これら遺伝情報が何らかの作用を受けて損傷し、本来の生命活動が混乱し暴走した結果だとされています。自らの人体に日夜起っている生命活動を正常な状態に保つよう、この重要な記憶分子に最も影響を与えると思われる心の動きにもっと注意を払う必要がある訳です。


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